VRChatのワールドでパーティクルを射出する銃を作るチュートリアル(下準備、銃のPickup設定編)
VRChatにもっと射撃場ワールドが増えて欲しかったのでこのチュートリアルを作りました。自分も初めて作ったものをチュートリアルにしているので、もっといい方法があるかもしれませんが何かの参考になればと。
まず、VRCSDKを入れて、とりあえず床(Plane)を配置します。
そこに、後で(的として)使うのと、アバターの大きさ参考用に
VRCSDKに入っている青い男を置いておきます。
次に、ピックアップ用レイヤーを作る準備として、SDKのプレハブから
「VRCWorld」をドラッグしてSceneに入れます。
この「Setup Layers」というのを押すと、レイヤーが自動的にVRC用に設定されます。
この作業を最初にやっておくと、後でレイヤーを設定し直す手間が省けます。
レイヤーを設定したら、Cubeを配置して、青い男の大きさを見つつ
手に持ちやすいくらいの大きさと高さに設定します。
Cubeを置いたら、「Add Component」から「VRC_Pickup」を追加して下さい。
「VRC_Pickup」を追加すると、自動的にCubeのレイヤーが「Pickup」に設定されます。
レイヤーの説明は長くなるので省きますが、Pickupレイヤーはプレイヤーにぶつからないので、掴むオブジェクトに向いています。
中央の「IsKinematic」のチェックを押すと空中に静止します。
これは趣味の問題ですが、自分は落とした時に拾うのが面倒なのでこの設定を使っています。
次に「AutoHold」を「Yes」にします。
これが無いと引き金を引けません。
次に「銃を持つ位置」を設定します。
上の図のようにやって、Cubeの子に空のゲームオブジェクトを配置して下さい。
これが後に「銃を持つ位置」になります。
そのままだと変な角度に持たれてしまうので、ゲームオブジェクトの角度を上のように設定します。
このあたりの角度についてはこちらで詳しく解説されています。
ゲームオブジェクトの設定をしたら、そのゲームオブジェクトを「ExactGun」にドラッグして
「Orientation」を「Gun」に設定します。
この状態で起動すれば、Cubeを銃のように持てるはずです(立方体なので良くわからないですが)
これで下準備編は終わりです。次は弾が出るようにしていきます。